はじめに
前回はヒストグラムの基礎について学びました。画像をヒストグラム化することで、画像の特徴が丸わかりってことでした!
その通り、よく理解できてますね!
ところで、画像の特徴が丸わかりってことは分かったんですが、
ヒストグラムって実際どんな感じで使われるんですか?
そうだね。今回は画像のコントラスト改善に使用されるヒストグラム平坦化について説明していこう!
ヒストグラム平坦化とは
ヒストグラム平坦化とは、画素値のヒストグラムが全体的にたいらになるように濃度変換する処理です。
濃度変換は、また別の機会に説明します。
見にくい画像(コントラストの低い画像)をヒストグラム化すると、画素値がある範囲に集まっていることが分かります。
このピーク領域を全体的にたいらになるように調整すると、見やすい画像(コントラストの高い画像)になります。
精度よく画像処理を行うためには、見にくい画像(コントラストの低い画像)は見やすい画像(コントラストの高い画像)に変換する必要があります。この変換の際、ヒストグラムから得た画像の特徴を使用します。
ヒストグラム平坦化をやってみよう
色々な画像にヒストグラム平坦化をやってみます。
まとめ
すごく見づらい画像だったのに、画像処理をするとこんなに見やすくなるんですね!
ヒストグラムのピークを平坦化することで見た目が変わることはもちろんだけど、しきい値処理のしやすさも全然変わってくるから、手法として覚えておくと便利ですよ。
もしかすると見えない何かも見えるようになったりして...
あ、オカ先生の背後にうっすらと何かが見える気がします...!
な、なんだって...!?それって本当は見えちゃいけないものだと思うけど。
今回のヒストグラム平坦化で確認してみてよ!(なにも写ってないといいなぁ...)
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ヒストグラム平坦化とは、画素値のヒストグラムが全体的にたいらになるように濃度変換する処理であり、画像のコントラスト改善のために使用される