応用例

VPシリーズソフトウェア開発キットでは、豊富な画像処理コマンド、開発支援コマンドをご用意しています。
また、マクセルフロンティアはこれまで培ってきたノウハウをもとに、お客さまの画像処理システムやアプリケーション構築に関する、さまざまなご要望についてサポートいたします。お気軽にご相談ください。

極座標変換デモ

MST画像認識 NVP-Ax230CL 極座標変換デモ - YouTube
CDの淵にあるアーチ状に配列された文字を直線状に変換して、読み取りできます。
同技術により、レンズの歪み補正や球体対象物を平面にマッピングしたりすることも可能です。

キャップ文字認識デモ

MST 画像認識キャップ文字認識デモ - YouTube
画像認識アクセラレータを使用し、高速回転しているペットボトルの蓋にある、文字をよみとっています。デモをご覧いただけます。

応用例をご紹介します。
※一部のサンプルプログラムは無償提供いたしておりますのでお問い合わせください。

簡易マウンタ

半導体製造装置に取り付け、高速に計測をおこないます。
カメラ2チャネル同時取込み機能や、LAN、DIO、RS-232Cなどを用いて、簡易マウンタシステムを実現できます。
①ピッチ・リード数を検査
②パッケージ位置、傾き計測
③基板位置を登録されたテンプレートにより正規化相関

外観検査装置（マルチ・ボード・システム）

ペットボトルの外観検査、計測などを高速に処理します。
1台のパソコンで複数枚の画像認識ボードを制御できるので、分散処理でシステムの高速化が図れます。
もちろん、ボード毎にまったく別の処理が可能です。

コイン検査（円形物検査）

撮影したコイン画像が、登録したコイン画像と一致するかを画像処理により判定します。
動画デモ「MST画像認識 SVP-Ax330CL 高速コイン判別デモ」

回転したコインでも安定して識別します。
ハード処理により高速に識別します。
（登録画像１枚で約10mS、10枚の場合約24ｍSで処理）

PCB位置決め

PCB基盤の位置合わせを高精度かつ、高速におこないます。
フィデューシャルマークの濃淡認識をおこない、サブピクセル精度の位置情報を出力します。
マークサイズが変化しても、中心位置はずれません。

多ワーク同時位置検出

部品整列装置に取り付け、不規則位置に存在する部品の位置や傾き、個数を検出します。
接触や重なりのあるワークでも、正確に対象物を検出可能です。

【重なりのある対象物】

【接触した対象物】

BGA・CSPボール検査

半導体製造装置に取り付け、ボールを確実に認識し、ボールサイズ検査を含めた項目を高精度で検査します。
サンプルパッケージの品質に影響を受けません。

SMTマウンタ

表面実装機に取り付け、部品のリード検査と中心位置、傾き情報を求めます。
BGA・CSPや異形部品にも対応します。

対応部品	：IC各種、BGA・CBGAチップ、異形部品
精度	：±10μm（部品中心位置・QFP208ピン）

リード検査

半導体製造装置に取り付け、リード間異物検査を含めた項目を高精度で検査します。
大型・ファインピッチパッケージに対応します。

対応パッケージ	：～4242サイズ
精度	：±10μm (QFP208ピン）

色検査

映像の中から指定した色の抽出をおこないます。
輝度（Y)彩度（ρ）色相（β）に変換することで、輝度変化に強く、安定した色抽出ができます。

3D人流カウンタ

店舗やショッピングモールなどの出入りの人数を計測します。
SVP-Ax330CLとステレオカメラを一体型のユニットにして､天井取り付けタイプの完全スタンドアロン型の人流カウンタを実現できます。

CD/DVD文字読取装

CD/DVDの中心部の刻印文字を読み取ります。
ニュートラルネットや定点サンプリング手法により、高精度の文字認識クオリティをご提供します。

駅監視システム

移動する車両および転落者を検知して、LANを通してホストにアラームを通知します。

ロボット視覚センサ

FAロボットや自走ロボットなどの視覚として使用します。
SVP-Ax330CLはバッテリーで動作でき、ステレオ視によるロボットの視覚処理を実現します。

画像認識システム 応用例