はじめに
前々回は「画像間演算(論理演算)」について教えてもらいました。
頭がこんがらがっていたようだけど、ちゃんと理解できたかな?
米沢の話で休憩をとったことだし、切り替えて画像処理を学んでいきましょう!
引き続きご指導よろしくお願いします!
ところで、写真の見た目をくっきりさせたいんですが、何かいいい方法はありませんか?
どんな写真を撮っているのか興味深々ね!画像処理を使えば簡単よ!
それでは、今回は画像の濃度変換について学んでいきましょう!
画像の濃度変換とは
画素値をある値に変換することを画像の濃度変換と呼びます 。
画像が0~255の画素値で表現されることは以前にも紹介しました。
例えば、0~255の画素が左から順番に並んだ「画像A」を、255~0の順番に濃度変換したものが「画像B」です。
このような変換を『ネガポジ反転』と呼びます。
そのほかにも、画像の明るさにメリハリを持たせるような濃度変換を行うこともできます。
このような濃度変換処理を『ガンマ補正』と呼びます。
濃度変換をやってみよう
モノクロ画像とカラー画像のそれぞれに、画素値の反転をしてみます。
「画像E」を反転させると、白い部分は黒く、黒い部分は白く変化しました。
「画像G」のようなカラー画像では、R(赤)・G(緑)・B(青)のそれぞれの画素値を反転させます。
例えば、RGB=(255,0,0)の画素を反転するとRGB=(0,255,255)の画素となり、赤は水色っぽく変化します。
「画像G」と「画像H」のリンゴの模様を見比べると変化がわかります。
「画像I」のガンマ補正では、明るい部分と暗い部分がはっきりとしてメリハリのある画像になりました。
まとめ
ガンマ補正を使うと、画像をくっきりできそうですね!早速試してみます!
でも、どんな写真かはナイショですよ。
ナイショな写真がなんなのか気になるなぁ。
まぁ、思い通りに撮れなかったときは画像処理で加工すれば見栄えもバッチリですね!
はい!いいこと思い付きました!
美肌効果の画像補正をかけたら、ファルコ先生はもっと美人にみえそうですね!
既に補正MAXよ!
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画像の画素値を変えることを濃度変換という
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ガンマ補正は暗い部分や明るい部分のメリハリをつける画像変換である